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*Dolce*

素敵サイト「キタユメ。」への愛を語るサイトです。他にもその日あった出来事や、趣味についてなど。

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いただきもの3

 大分前に黒河樹ちゃんにもらった大誉SSをUPし忘れていたので、ついでに。

 彼女にしては珍しく甘い小説ですよ皆さん!(鼻息)
 12月18日の日記に載せた、『折り鶴』の続きです。時間軸的にはあの数ヶ月後、になると思います。

※黒河樹……沖の同級生で文字書き仲間。かわいい外見と裏腹に、淡々としてストイックな文章を書く。今まで沖含め9人の女子から「結婚したい」と言われた事がある程、性格が男前。たまにナチュラルに口説いてくる。


○拍手お返事
東始様>>お久しぶりです。労いの言葉ありがとうございます。リンクの件、OKです!こんな特に何もないサイトにリンク貼って頂けるなんて、なんだか恐縮です;落ち着いたら、こちらからもリンク貼り返させて頂きますね。拍手ありがとうございました。



頂き物SSは続きからどうぞ。






折り鶴・2



「ねぇ、誉……」
 飲み物と手作りのクッキー(シシトウ入り)を手に部屋に戻った誉は目の前の光景に凍りつく。
「これ、何?」
 断りもなく開かれたクローゼットとそこにあるものに、誉は顔をしかめた。



「……人の部屋に来てまず最初にすっことがそれですか」
「……いや、エロ本あるかな~、って思って」
「あるわけねぇでしょ。狐と一緒にしねぇでください」
 テーブルの上に、持ってきた物を置きながら誉はため息をつく。
 よくよく見れば、荒らされたのはクローゼットだけではなかった。ベッドの下や机の上に置いてあったものの位置がずれている。

「……これからは山狐でねくて野狐って呼ぶべきですかね」
 軽く睨みながら誉は大和の傍に歩み寄る。視界に広がるものに昔の自分の行為を思い出させられて、誉は舌打ちをつきたくなった。

 大和によって開かれたクローゼットの中には、溢れんばかりの折鶴。

 溢れて床にまで転がった折鶴を何羽か拾いながら、誉は前にもこんなことがあったなと、苦笑する。

 ――――――最も、あの頃はまさか目の前にいる大和に告白されて、更に恋人にまでなれるとは夢にも思っていなかったが。






「そんな理由であんなに鶴折ったの?」
 呆れたような大和の口調に誉は頬を膨らませた。
 あの後、しつこく折鶴が山ほどある理由を大和に問われた誉は根負けして説明する羽目になった。
「……別に、折るくらいいいでしょ」
 持ってきた飲み物を行儀悪く肘をついて飲む。
 向かい側に、ではなく隣同士で座っている大和と誉。

 付き合い始めたばかりの頃、誉は恥ずかしさのあまり大和の顔をまともに見ることができなかった。付き合う前までは平気で言い争いをしていたのだからおかしな話だとは思うのだが、いざ二人きりになると意識してしまって会話すらまともにできなかった。

「誰もダメなんて言ってませーん」
 横で麦茶を飲みながらふてくされる誉に大和はおどけたように笑う。

 それが今では隣同士に座れるまでになってしまっているのだから、慣れというものは恐ろしい。
 この間まで、目が合うだけで赤面していたのが嘘のようだ。

「むしろ嬉しいし?」
 言ってから気恥ずかしさを感じて、大和は照れ隠しに誉が出してくれたお茶に手を伸ばす。
 付き合い始めてからは誉よりも大和の方が照れることが多い。
 いつも誉の過剰反応をからかっていた大和としては、余裕のある誉を前にすると戸惑ってしまう。
 特に最近は誉が大和に気を許し始めたからなのか、不意に見せる誉の無防備さや幼い仕草に、大和は振り回されてばかりいる。


「ところで、何羽くらい折ったの?」
 今はもうクローゼットの中へとしまわれた折鶴の多さを思いだし、大和は首を傾げる。
 以前、部内で流行った鶴折りはつこみを筆頭にすぐに飽きられてしまったのだが、それでも数えれば100羽を軽く越えていた。
 ……先ほど見つけた誉の折鶴は更にそれを上回っていた気がする。
「……200羽くらい、ですかね」
 問われて、クローゼットを見つめながら誉は答えた。

 一日に10羽ずつ折っていたから多分それくらいだろうと、誉はぼんやりとクローゼットの中にある折鶴の山を思う。

 重過ぎる自分の感情に押し潰されそうだった昔の自分を思い出して、誉は目を伏せた。
 鶴を折りながら大和への気持ちを押し殺そうとしていたあの頃が、哀れで、そして少しだけ懐かしい。


「へー……」
 横で大和が何か考え込むような素ぶりを見せる。大和にしては珍しく真剣な顔に見惚れていると、不意に大和が誉へと視線を移した。
 そして、ゆっくりと誉の耳元に唇を近づける。
 大和には馬鹿なことと恥ずかしいことしかされた覚えのない誉は思わず後ろが壁であることを知りつつも後ずさる。
 また何かふざけたことをされるのかと思った瞬間、体が動いていた。

「なんで逃げるんだよ、誉」
 後ずさった誉を見て、大和は苦笑しながら誉を抱き寄せた。
 そして一度は離された唇を、もう一度誉の耳元に近づけて囁く。

「……折鶴200羽分、ちゃんと体で払うから」

 囁かれた言葉に誉は首を傾げる。唐突過ぎて、意味が分からない。
 体で払う、とは何のことだ。もしかして誉の家でもある喫茶店でただ働きでもする気なのだろうか?
 確かに忙しいのは事実であるし、人件費も馬鹿にならないからそれはそれで助かるかもしれないと悩み始めた誉に、大和はニッコリと微笑む。
「大丈夫、俺上手いから。痛くはしないよ、多分」
 無駄な知識は腐るほどあるからねと続けられて誉は更に首を傾げた。大和の言いたいことがさっぱり分からない。


 そうこうしているうちに大和は、誉を抱き上げてベッドへと運ぶと持ってきた鞄の中身を確認し始める。
 一方、場所をベッドの上に移された誉はまだ大和の言葉を考えていた。
 一体大和は何を体で支払う気なのだろうか。
 普段から何を考えているのかイマイチよく分からない奴だとは思っていたが、ここまで分からないというのも珍しい。

 誉が真剣に考え込んでいると、不意に目の前が暗くなった。
 ……見上げた先には、大和が。
「そんなわけですので、早速……」
 いただきますのポーズをとるなり、誉の服を脱がしにかかる大和に誉は全てを理解した。

「な、……」
 意味を理解した途端、誉は茹でダコのように顔を真っ赤に染める。

「……は、離せっ!」
 上から見下ろしてくる大和を赤い顔で精一杯睨みつけながら叫ぶ誉。
 しかし、誉の感情表現を完璧に知り尽くしている大和には、そんな抗議の叫びなど通用しない。

「はいはい、誉落ち着いて。そりゃ嬉しいのは分かるけどー……、って痛っ!」
「俺はそっだこと言ってません!嘘こぐのもいい加減にしろっつのこの馬鹿狐っ!!」
「えー、誉ってばひっどーい。俺は誉のこと大好きなのになー。そして前々から言ってるけど、いい加減『狐』じゃなくて名前で呼べ」
「……こ、このでれすけ!だ、だいたいこんな昼間っから……。あんたの頭の中にはそれしかねぇんですか!!」
「ははは、聞こえねー」



 その後の二人を知っているのは、誉によって折られた鶴だけだった。





○沖の感想(と書いて蛇足と読む)(変態ちっくなので反転)
 甘々ー!甘々ー!鈍感な誉ハアハア
 樹ちゃんさんきう!やまほまに飢えた時、いつもこれを携帯で見ているよ私。メールで届いた時、甘々すぎてホントに君が書いたのか疑っちゃってごめんよ。すごく萌えました。
 クローゼットやベッドの下に、エロ本じゃなくて大和の写真とかあったら笑えますよね。……じ、自慰プレイ……!(何故そこに)
 きっとこの話の後は、乱れまくった誉が大和の上で騎乗位ですね!私折り鶴になりたい。
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コメント

ちょ、ちょっと!
いったいどんな人物説明出してるの、沖さん(笑)!
しかも『ナチュラルに口説いてくる』って・・・・・・。
・・・・・・私、そんなことしてるの(汗)?

しとるよ!(笑)
いつも真顔で褒めてくるから、キュンキュンしてるよ!ばか!だいすき!(告白)
前、東北大会で同じ部屋で寝た時、「寝顔色っぽかったよv」的な事を言われた時は、お嫁に行けないと思ったね!

樹ちゃんが男だったらホント結婚したい。家事は私がやるからさ。頼むよ(何を)

いや、だって本当に沖さんってば寝顔が色っぽいんだもん!
最初ドキドキして眠れなかったよ、私。

私もキュンキュンしてる沖さんが大好きです。
もし男だったら、沖さんのお父上様に頭下げに行くくらい大好きです(笑)

なら思う存分キュンキュンするよ!!

あと、うちの父親は多分「結婚したいなら好きにしろ」ってタイプだから、頭下げることない(笑)

樹ちゃんの、見た目と中身のギャップが好きです。見た目可憐で守ってあげたくなるタイプなのに、ふざけた男子をメトノロームで殴るという暴挙に出た漢っぷりにラブ。

ところでこの会話読んだ人、私らの関係疑うと思うよ(爆)

2人とも一応ノーマルですから!(誰かに向かって)

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